またブログを書き始めた。仕事してないときは自堕落に過ごしがちな自分へのプレッシャーとでもいおうか。いや、逆かもしれない。
最近は仕事も少しずつ次世代に譲り、片付けの段階に入っているから、完全に仕事をしなくなったら自分が抜け殻みたいになるんじゃないかと心配で怖い。
そんな自分にとってブログは大事。自分の趣味に目標を持つことができるから。そうやって結果的に趣味を生かすことができる。
何にせよ自分がパソコンをいじり倒せるようになって、何か自分が人と比べて得意といえるものを持てたことは、実によかった。
そういえば以前は、ブログが何だと思っていたけど、趣味を自分の範囲で閉じ込めず、積極的に外部に発信して誰かと共有するのって大事だと思うようになった。
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以前書いていたブログで、ウイルス感染が原因と思しきパスワード流出があった。ウイルスの挙動を観察するための実験環境で書いていたから、当然といえば当然かもしれない。
そこで今回からはブログ専用環境を用意して書くことにした。できれば専用のPCも欲しい。
少し前話題になっていたChromeOSを搭載したサムスンのChromebookでもいいなーと思ってたが、国内販売されてないし、欲しい色(アークティックホワイト)がなかったのと、パソコン自体の拡張性が低そうなのでとりあえず保留。もうちょっと世間の反応を見てから判断することにしよう。
本当は一番使いこなしてるWindowsがいいんだが、Windowsだと専用環境のために別途ライセンス購入する必要があるし、Macは慣れてないから使いにくいし‥・と結構迷って結局慣れ親しんでいるUbuntuにした。これならOSがタダ。Linuxベースなのでウイルス感染の心配も少ない。 Ubuntu自体は8.10の時代からちょこちょこ使っていたので、基本操作でつまづくことはまずない。最新のバージョンは11.10だったのでこれをインストールすることにした。
そういえば少し前まで、LinuxOSなんてコアユーザーとかバリバリPCに詳しい奴が使うOSなんじゃ‥・と思われてたけど、それももはや過去の話。Windowsでできる事の多くはUbuntuでも十分できるし、官公庁・企業・教育機関でもコスト削減のために Ubuntuを導入したなんて話をよく聞く。一般ユーザーでも、ネットブックなど低価格PCへの搭載が進んだおかげで利用者はじわじわと増えつつある。
そんなLinuxがベースになったOSはたくさんあるが、中でもUbuntuは最もユーザーフレンドリーで下手をするとWindowsより快適かもしれない。詳しくはUbuntuのホームページを見てほしい。
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ところでUbuntuのインストールにかかる時間はたったの15分。速すぎ。しかも、インストール中にUbuntuの機能紹介のスライドが表示されるので、退屈することがない。よく考えられている。そいでインストールが終わると、既にブラウザやメールクライアント、画像エディタなど必要なソフトはすべて揃っており、特に追加でソフトをインストールすることなしにさっそく使い始められる。すごいよなあ。Windowsなんかインストールが終わったら、まずはソフトをインストールするところからやらないといけないのに。
だが、不満がある。Ubuntu 11.10のインターフェース。Ubuntuでは、11.04から従来のGNOMEというデスクトップインターフェースを廃止し、Unityなる新しいインターフェースを導入したのだが、このUnityがまことに使いにくい。こんなのでは落ち着いて作業できないので、GNOMEに戻すことにした。
・GNOMEデスクトップに換装後
だいぶ使いやすくなった。新しいソフトのインストールもGNOMEへの切り替えも、Ubuntuソフトウェアセンターというアプリケーションから一括して行えるのだが、ひとつのアプリケーションでPC内のソフトを全部管理できるのも、Windowsにない長所。
ちなみにデスクトップ左上の「アクティビティ」とクリックするとこんな画面になる。
使い勝手が大幅に改善され、そのうえかっこいいのでこれでいくことに決定。しかし、最近のUbuntuはだいぶ重たい。以前は貧弱なPCにもインストールできることで有名だったが、Unityに代表される派手なグラフィックなどを搭載しているせいか、以前ほどの軽快さは感じなくなった。
Wikipediaでは、Ubuntuのスクリーンショットが見られる。これを見るだけでもインターフェースの変遷がわかるはずだ。このなかではUbuntu 9.10のインターフェースが好きだったなあ。
肝心のセキュリティ対策だが、Ubuntuではアップデートマネージャで、OS本体はもちろんブラウザに至るまでOSに含まれるソフトのアップデートは一括してできるので、うっかり古いソフトをアップデートし忘れたまま使うということはまずない。
ファイヤーウォールは標準のものをGUI化して使用。ルール設定が一からなので面倒だが、普段使うソフトだけ先に設定しておいて、あとは必要に応じて作成していくことにする。アンチウイルスソフトもまず心配はないと思うが、念のため入れておくことにした。
いろいろ調べて、結局Bitdefender Antivirus Scanner for Unics を選択。企業向けの有料ソフトだが、家庭内での個人利用目的なら無料で使える。
BitdefenderエンジンはWindowsとAndroidスマートフォンでも使っているので、Linuxでも無料で使えるのはありがたい。
・Bitdefender Antivirus Scanner for Unics
これでよし・・・と。
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最後に、ブログでアフィリエイトを始めようか少し考えている。
自分で使うためではなくて、昨年の東北大地震で困っている人に募金として回そうかなと。
あれから1年近くが経って、被災者以外の多くの人間から震災の記憶が薄れていっているように感じられてならない。
被災者はまだまだ救われていないし、本当に大変なのは今からなんだけど。